不眠症と入眠障害
不眠症対策の第一歩は、自分がどんなタイプの症状を抱えているかです。
不眠症といってもその症状によってさまざまなタイプがあるからです。
その中でももっとも多く見られるのが「入眠障害」、その名の通りなかなか眠れない症状のことです。
健康な人なら、ベッドに入ってから15分程度で眠りに就くことができます。
しかし入眠障害に陥ってしまっている人は1時間以上かかってしまいます。
人によっては2時間、3時間もかかってしまいます。その間ベッドの中でイライラしつつ時間を過ごすことになるわけです。
この入眠障害の原因は、大きく分けてストレスと生活習慣があります。
不安や緊張状態に晒されるストレスを抱えていると心身が緊張状態に陥ってしまい、
なかなか脳が休息状態に入ることができないのです。
仕事や将来への不安、環境の変化によるストレス、経済的な不安など、さまざまなストレスによって生じます。
一方生活習慣では、睡眠前のテレビやパソコン、ゲーム、携帯などの使用で脳に刺激を与えてしまっているケースがよく見られます。
とくに増えているのがベッドの中でもスマホ。脳を覚醒・興奮状態にしてしまうので、習慣がある人は避けたほうがよいでしょう。
このように、入眠障害は日々の生活が大きな原因となっているだけに、まずその改善を目指すことからはじめましょう。